『R-rivals アールライバルズ』の魅力を伝えたい! 〜シンプルながら奥深い駆け引きのカードゲーム〜

紙のお仕事
2017.08.09

 あなたは「カードゲーム」という言葉を聞いて、どんなゲームを思い浮かべますか?
 おそらく多くの人が思い浮かべるのは、自分がコレクションしたカードの中から、ルールに則って1組のセットを作り、それを持ち寄って対戦するタイプのゲームではないでしょうか。いわゆる「トレーディングカードゲーム」というやつですね。
 ただ、トレーディングカードゲームはどんどん新しいカードが発売されるので、すべてを把握するのも大変ですし、ルールも複雑で覚えるのも大変だったりします。
 しかし、そういうカードゲームばかりじゃないんです。もっと手軽で、シンプルで、かつ奥の深いゲームもあるのです。

 今回はそんなゲームのひとつ、『R-rivals』を紹介します。
 『R-rivals』とは、2014年ドイツゲーム賞で日本人として初めて入賞を果たしたカナイセイジ氏『ラブレター』の原点ともいえる2人用カードゲーム。「カードゲームとかアナログゲームってなんだか難しそうだし、めんどくさい」なんて思ってる人にこそ遊んでほしいカードゲームなのです。

『R-rivals』ってどんなゲーム?

 『R-rivals』は各自8枚ずつのカードの中から、相手よりも強いカードを出して、先に4勝した方が勝ち。各カードにはそれぞれ異なる数がつけられており、基本的にはその数が大きいほうが強いというシンプルなルールです。
 といっても、これだけではさすがにお奨めするほどではありません。勝負を盛り上げる『R-rivals』ならではの要素があるのです。
その要素はふたつ。ひとつは各カードにさまざまな特殊な効果が設定されていること。
 もうひとつは、一度使ったカードはその後使えないということです。
 この二つの要素が加わることで、「次にどのカードを出そう」「相手はこのカードをもう使っているからこのカードを出せば勝てる」という駆け引きや推理が生まれるわけです。

カードは全部で8種類

 カードは8種類あり、数の小さい方から、道化、姫、密偵、暗殺者、大臣、魔術師、将軍、王子となっています。各カードの効果はこんな感じになります。

道化(0)
 数値は最低ですが、カードの効果で勝負を次にもちこせます。
 実質カードの効果を無視する魔術師以外には負けません。勝てもしませんけど。

姫(1)
 このカードで相手の王子に勝てた場合、その時点でゲームに勝ちます。どんなに負け越していても勝ちになります。
 このゲームの最大のキモとなるカード。

密偵(2)
 出した次の勝負は相手のカードを見てから何を出すか決められます。
 おそらく一番使い方が難しいカード。

暗殺者(3)
 このカードより弱いカードに負けて、強いカードに勝つ特殊なカード。
 暗殺者で相手の将軍等の強いカードに勝てたら気持ちいいですよ!

大臣(4)
 数値的には弱くないのですが……暗殺者に負けるため、実質勝てる相手が少ないです。
 ただ、勝てた場合はその勝利は2勝分! 価値ある勝利になります。

魔術師(5)
 相手の効果を無視して単純な数値のくらべ合いにもちこめます。使いやすさでは一番かも。
 道化に勝てる唯一のカードです。

将軍(6) 
 数値的に王子に次ぐ強いカード。
 さらに次の勝負の時に出すカードの数値を+2できる強力な効果もあります。

王子(7) 
 数値的に最強のカード。暗殺者もよせつけないため、確実に勝ちたいときに使いましょう。
 ただし、相手の姫には気をつけて!

 いかがでしょう。こういった効果があるおかげで、単純な数の比べ合いにとどまらない、アツい読み合いが楽しめるのです!

実際に『R-rivals』で遊んでみました!(動画編)

 ゲームの基本的な流れとしては以上のとおりですが、よりわかりやすくゲームの流れを解説した動画がありますので紹介します。
 作者のカナイセイジ氏自ら、解説をしてくださっていますよ!

実際に『R-rivals』で遊んでみました!(テキスト編)

 上の動画を見る時間がない方のために、実際に『R-rivals』で遊んだときの様子を簡単に書いてみました。
 ※上の動画とは別のプレイです。

担当)それでは、さっそく『R-rivals』をはじめたいと思います。
一番注意しなくてはいけないのは、最強のカード「王子(7)」と最弱のカード「姫(1)」。
「姫(1)」は「王子(7)」に勝てる唯一のカードで、さらに「姫(1)」が「王子(7)」に勝った場合、それまでの勝敗に関係なくゲームに勝利するから、この二つは慎重に使いたいところです。
相手が何を出してくるかわからないから……まずは「魔術師(5)」で様子を見ることにします。

担当)相手のカードは「密偵(2)」! ……だけど、こちらの魔術師の能力で密偵の能力が無効になっているため、今回は単純に数値をくらべて勝利! ヒャッホー!

担当)次は先の勝負のことも考えて、「将軍(6)」で勝負します。数字も大きいうえ、次の勝負にも数が+2される効果があるので、2戦連続で有利にもちこむ作戦です。

担当)ところが相手のカードは「暗殺者(3)」! ええええっ!? ……こちらの負け?? せっかくの強いカードで負けるとは……。
こうなったら、ここは「大臣(4)」で勝負! さっきの将軍効果で数値が+2されているので、こちらが有利なことは変わりません。しかもここで勝てば大臣の効果で2回勝利分になるのです!

担当)相手のカードは「道化(0)」……。折角強化したドーピングムキムキ大臣(6)が引き分けえぇぇぇっ!?
でも勝負はまだついていません! 相手の強いカードをこの「暗殺者(3)」で倒すことができればまだ逆転の目は残っています!
※引き分けた場合、次の勝負に勝った方がその勝負にも勝ったことになります。

担当)相手のカードは「姫(1)」! 姫!? ここで姫!? ナンデ姫!?
暗殺者は数値の低い相手には負けるので……。

担当)まずいまずいまずいまずい! 次負けてしまったらゲーム終了になってしまう。

……という感じでゲームは進んでいきます。

この後、担当は負けてしまって、「もう1回! もう1回!」とやっていたら、うるさい仕事しろと怒られる結果となってしまいました。

実際に『R-rivals』で遊んでみました!(解説編)

 ここでテキスト編の戦いを振り返ってみます。
 最後の時点で、担当が1勝、相手が3勝となっていて、それぞれ手札に残っているカードは下のような形でした。出ているカードから、何が残っているかは筒抜けなんです。

 担当)「道化(0)」「姫(1)」「密偵(2)」「王子(7)」
 相手)「大臣(4)」「魔術師(5)」「将軍(6)」「王子(7)」

 実はこの時点で、担当は「姫」を出して相手の「王子」にぶつける以外に勝ち目がなくなっていました。
 すでに出したカードの情報からそのことに気づいた相手が「王子」を出すはずもなく……担当は負けてしまったわけです。

 今回のゲームでは、担当は数値の大きいカードを先に出す傾向があり、相手は逆に数値の小さいカードを先に出す傾向がありました。後半は大きい数値のカードが相手に残り、小さい数値のカードが担当に残っていたことから、4ターン目で暗殺者を出すことが読まれてしまっていたそうです。

おしまいに

 いかがでしたでしょうか。
 2分で覚えて5分でプレイ。こんなお手軽なのに、スリリングな読みあいと、最後まで気の抜けない緊張感がたっぷり味わえます。
 いろいろ話しかけて誘導したり、遊ぶうちに相手のカードを出すクセまでわかってきたり、そうなると次のゲームはますます読み合いが楽しくなり、駆け引きも熾烈を極めます。
 熱い心理戦を楽しめる『R-rivals』、この夏、ぜひともお試しください!。

ところで、すでにお気づきかとは思いますが、『R-rivals』は当社が制作したカードゲーム。2014年8月29日に発売以来、ロングセラーとなっている人気作品です。
お求めは全国のアナログゲーム販売店かネットショップ、当社のオンラインショップでどうぞ。

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