オタ活をより楽しむための資格5選

 突然ですが、何か資格はお持ちでしょうか? 資格を取得することには、さまざまなメリットがあります。たとえば資格必須の職業に就くことができたり、キャリアアップに繋がったり、試験勉強を通して豊かな知識が得られたり、資格を活かした起業や独立にも役立ちます。
 かくいう筆者もいくつかの資格取得に向け、最近勉強を始めたひとり。その動機は、「オタク趣味をもっと楽しむための勉強をしたいな~」というカジュアルなものでした。
 というわけで今回は、「オタ活をより楽しむための資格」をテーマに、5つの資格をご紹介していきます。

 

知的財産管理技能検定

 日々、オタ活に励む皆さんの中には、自身で創作活動をしたり、SNSを活用したりする方も多いのではないでしょうか。そんな人におすすめなのが「知的財産管理技能検定」です。
 「知的財産」とは、発明や考案、意匠、著作物など、人の創造的活動によって生み出されたもののこと。同検定では、知的財産を管理する技能(知財マネジメントスキル)の習得レベルを測定します。
 たとえばSNSを利用しているとき、自身の作品が許可なく転載されていたり、ゲームのプレイ動画をアップロードできるか迷ったりしたことはありませんか? そんなとき知財マネジメントスキルがあれば、著作権法などの法律に基づいた判断が下せるようになります。
 また、この同検定の合格者には「知的財産管理技能士」の資格が与えられます。これは、政府も取得を推奨する国家資格。オタ活のみならず、経営企画や販売営業など、ビジネスモデルの創出に携わるすべての職種においてスキルを活かしていくことができます。

概要
試験日……………3・7・11月
レベル……………1~3級(1級はさらに「特許専門業務」、「コンテンツ専門業務」、「ブランド専門業務」の3分野に区分される)
試験内容…………学科試験45〜100分、実技試験30〜60分(級により異なる)
合格基準…………学科試験70〜80%、実技試験60〜80%(級により異なる)
受験料……………学科試験6,100〜8,900円 実技試験6,100〜23,000円(級により異なる)
公式サイト ……https://www.kentei-info-ip-edu.org/about.html

※データは2022年12月現在のものです。最新の情報は公式サイト等でご確認ください。

★こんな人におすすめ!
・自身で創作活動をしている
・SNSを情報発信に活用している
・履歴書に書ける資格を取りたい

 

色彩検定

 「色彩検定」は、色についての幅広い知識や技能を問うもので、30年以上の歴史をもつ文部科学省後援の公的資格。特にイラストやデザインに関わる創作活動をされている方におすすめです。
 色選びはセンスの問題だと片付けてしまいがちですが、そんなことはありません。理論や法則を理解すれば、いわゆる“センスある人”と同じように自由自在に色を使えるようになるはずです。
 現在、公式サイトでは、人気声優が声を当てるキャラクターたちの講義を受けることができます。コンテンツとして楽しみながら学べるという点も同検定の魅力です。
 私たちは普段から色の影響を多分に受けて生活しています。創作活動をされていない方でも、ファッションやインテリア、あるいは推しのカラーやグッズなどに興味のある方は、ぜひ一度、調べてみてはいかがでしょうか。

概要
試験日……………夏期(6月)・冬期(11月) ※1級は冬期のみ
レベル……………UC(色のユニバーサルデザイン)級、1~3級
試験内容…………級によりマークシート方式、記述方式、またはそれらの組み合わせがあり、時間も異なる
合格基準…………満点の70%前後
受験料……………6,000〜15,000円(級により異なる)
公式サイト………https://www.aft.or.jp/

※データは2022年12月現在のものです。最新の情報は公式サイト等でご確認ください。

★こんな人におすすめ!
・イラストやデザインに関わる創作をしている
・色選びのセンスを磨きたい
・履歴書に書ける資格を取りたい

 

美術検定

 「美術検定」は、美術鑑賞が好きな人、イラストやデザインに関わる創作をしている人だけでなく、漫画やアニメ好きにもおすすめしたい検定です。
 漫画やアニメ作品のなかで、美術作品をモチーフとしたシーンを観たことはありませんか? たとえばレオナルド・ダヴィンチの『最後の晩餐』やボッティチェリの『ヴィーナスの誕生』などは比較的使われることが多いものです。これらの演出には、制作者の意図が必ずあります。モチーフとなった美術作品に込められた意味やエピソードがわかれば、そのシーン、あるいはその作品をより深く楽しむことができるようになるはずです。
 同検定の4級はオンラインで通年実施されており、合格すると合格認定証が即時発行されます。これを提示することで全国の美術館・施設の入場料が割引になるなどの特典もありますので、気軽に受験してみるとよいでしょう。美術資料としても使える公式テキストも非常に有用です。

概要
試験日…………11月 ※4級は通年
レベル…………1~4級
試験内容………級により選択式、記述式、実践式、またはそれらの組み合わせがあり、時間も異なる・オンライン
合格基準………記述式は正答率約60%
受験料…………3,970〜9,990円(級により異なる)
公式サイト……https://www.bijutsukentei.com/

※データは2022年12月現在のものです。最新の情報は公式サイト等でご確認ください。

★こんな人におすすめ!
・美術鑑賞が好き
・イラストやデザインに関わる創作をしている
・アニメ・漫画などが好き

 

映画検定

 映画ファンにぴったりなのが、この「映画検定」。同検定では、映画の歴史や作品、俳優、スタッフ、業界などの知識をはかります。現在はコロナ禍の影響により、不定期開催となっています(2022年不実施)。
 同検定は、映画雑誌を発行する出版社が主催する検定です。合格者には認定証のほか、公式HP・雑誌誌面などでの氏名掲載、さらに1級の合格者の内5名は、映画祭の審査員を務めることができるという映画好きにはたまらない特典があります。
 映画も美術と同様に知識をつけることで、他メディアの作品をより深く楽しむことができるようになります。1級以外はオンラインで開催されていますので、興味のある方は開催時期を確認のうえ、受験してみることをおすすめします。

概要 
試験日………………1月 ※1級は2月
レベル………………1~4級
試験内容……………35〜60分(級により異なる)・オンライン・選択式
合格基準……………正答率70%以上
受験料………………1,440〜6,000円(級により異なる)
公式サイト…………https://www.kinejun.com/eigakentei/

※データは2022年12月現在のものです(2022年は不実施)。
最新の情報は公式サイト等でご確認ください。

★こんな人におすすめ!
・映画鑑賞が好き
・アニメ・漫画などが好き
・ユニークな資格を取りたい

 

漫画能力検定

 今や漫画・アニメは日本を代表する文化のひとつ。皆さんも一度は漫画やアニメに出てくるキャラクターを描いたことがあるのではないでしょうか?
 漫画能力検定協会が主催する同検定は、趣味で漫画やキャラクターを描いている人、本格的に漫画を学ばれる人を対象としており、実際に漫画やキャラクターを描いてそのレベルをはかる実技検定です。2022年は、時間内に描いた自身の作品をwebカメラなどで撮影し、協会に送付するというオンライン形式で実施されました。
 同検定の一番の特長は、プロの漫画家による能力の評価を受けられること。プロの道を目指している人だけでなく、自身の技術を客観的に見つめ直し、さらにレベルアップしていきたい人は、ぜひ受験してみてはいかがでしょうか。

概要
試験日……………1月 ※1級は2月
レベル……………漫画キャラクター検定 1~4級/漫画家アシスタント検定 1~3級
試験内容…………漫画キャラクター検定 60〜180分(級により異なる)・オンライン/漫画家アシスタント検定 120〜180分(級により異なる)・オンライン
合格基準…………特記なし。
受験料……………漫画キャラクター検定 4,400〜1,1000円(級により異なる)/漫画家アシスタント検定 5,500〜1,1000円(級により異なる)
公式サイト………https://www.manken.ne.jp/

※データは2022年12月現在のものです。最新の情報は公式サイト等でご確認ください。

★こんな人におすすめ!
・自分で漫画を描いている
・プロによる評価を受けたい
・ユニークな資格を取りたい

 

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 いかがでしたでしょうか。
 骨太な国家資格から民間が主催するユニークな資格まで5つをご紹介しました。たとえ試験に落ちてしまっても、費やした時間は決して無駄にはなりません。正しい知識を身につけて、より快適なオタ活を楽しんでください。

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