オンラインインタビューのポイント 〜コロナ禍でのインタビューで注意したいこと〜

 テレビ、書籍、Webメディア、動画サイト……さまざまな媒体で安定した人気を博しているコンテンツにインタビューがあります。ゲーム業界もその例にもれず、ゲームの声優や作品のディレクター、プロデューサーといった方々へのインタビューを通じ、普段はなかなか聞けないエピソードや考え方、あるいは作品の設定や裏話などを知り、その人物や作品への理解を深めることができます。当社でも、書籍やパンフレット、Webサイトなどを制作する際に、ゲーム開発プロデューサーやアニメの監督、声優など、多くの方々へインタビューを行ってきました。

 ただ、昨年からコロナウイルスの影響により、直接顔を合わせてのインタビューを行うことが難しくなりました。そんなとき役に立つのが『Zoom』や『Google Meet』といったオンライン・ミーティングツールを使って行うオンラインインタビューです。今回は、そんなオンラインインタビューのポイントや注意点を紹介してみましょう。

インタビュー開始前に準備すること

 円滑にインタビューが進められるよう、事前に準備を行うのは、オンライン/オフラインにかぎらず重要ですが、オンラインインタビューの場合は、通常の準備に加えて、下記のようなことに注意する必要があります。

 

使用するツールの確認を行う

 インタビュー相手によっては、このツールしか使ったことがない、会社でこのツールを使うことが推奨されている、というようなケースがあります。そこでスケジュールの確認をする際などに、どのツールを使用したいかを相手に確認しておきましょう。
 ツールによって微妙に使い方が異なりますので、相手が操作に慣れている使いやすいツールを使用することで、インタビュー時に操作に手間取ったりすることなく、スムーズにインタビューを進めることができます。
 ツールの指定がないようなら、こちらで選択してかまいませんが、その場合は事前に基本的な操作方法も伝えておくとよいでしょう。
 もちろん当日の参加URLを相手に連絡することも忘れないようにしてください。

インタビュー環境を整える

 せっかく時間を割いてもらっているのに、インタビュー環境が問題で音声や映像が途切れてしまっては元も子もありません。

 ・雑音の入らない場所を確保する、
 ・安定したインターネット環境で行う
 ・自分の顔がよく映るようにカメラを調整する

 最低でもこの程度の通話環境の整備は必ず行いましょう。また、インタビューの画像を媒体に使用するのであれば、事前に先方に通知して許可をいただくのは当然ですが、その際の背景に個人情報が映り込まないよう配慮も必要です。

役割を決める

 インタビュー当日の役割を事前に決めておきましょう。どの程度の規模で行うかにもよりますが、一対一で行うオンラインインタビューであれば、少なくともインタビュアーと進行チェックの2名がいれば十分でしょう。ただし、進行チェックは単にタイムキーパー的な係ではなく、必要に応じて資料や画像の表示をサポートしたり、簡単な機器やツールのトラブルにも対応できる人が理想です。

リハーサルを行う

 当日はインタビュー前にマイク・スピーカー・カメラ・録音などが正しく起動できているかどうかのリハーサルを行いましょう。可能であれば、自分の別端末を使ったり、誰かに手伝ってもらったりして、通信環境のチェックもしておきたいところです。

資料の共有ができるようにしておく

 インタビュー中に資料を見ながら会話することがよくあります。たとえば、イラストレーターさんにキャラクターについてのお話を聞く場合であれば、キャラクターのイラストを実際に見ながら話をした方が、細かいポイントなどをお互い認識しながらインタビューを進めることができますね。
 オンラインミーティング用のツールでは、画像やテキストを別タブで共有して見られる機能がだいたい備わっていますので、そちらを利用するのが一般的です。
 また、画像では伝わりにくいもの、たとえば製品の解説を行うような場合には、事前に製品や資料を送付しておくと、より親切です。

 

インタビュー実施中のポイント

  無事に事前準備も完了し、いよいよ相手からお話を聞くことになります。インタビュー時は下記のようなことに気をつけると、通話中の相手が話しやすく、円滑にインタビューを進められるようになります。

いつもより気持ち大きな声で、ゆっくりと話す

 インタビュー相手のスピーカーや通信環境はよいとはかぎりませんし、場合によっては自分のマイクがうまく音声を聞き取ってくれないこともあります。ですので会話中はいつもよりボリュームを気持ち大きめに、ゆっくりハキハキと声を出すことが大切です。

リアクションを大きく

 そもそもオンラインインタビューでは、機材の調子が悪くなくても、対面でのインタビューに比べると表情が読みにくいですし、会話のニュアンスも伝わりにくくなります。
 ですから話すときだけでなく、あいづちなどのリアクションもいつもより大げさにして、ちゃんと話を聞いていますということが相手に伝わるようにしましょう。

回答を聞く前に、名前を呼ぶ(2名以上の場合)

 対談形式など、2名以上を相手にインタビューを行う場合、オンラインインタビューでは、通話相手の目線や顔の動きがわかり辛いため、「これは自分に聞いているのか?」と相手が困惑してしまうことがあります。
 質問をする際には「では○○さん、いかがでしょうか」と話せば、インタビューがスムーズに進められます。

間を置いて話すことを意識する

 インタビュー相手の話が終わったと思っても、すぐに次の質問に移るのではなく、少し間をおいて話すようにしましょう。
 前述のようにオンラインインタビューでは目線や顔の動きがわかりにくく、通信環境によっては通話にタイムラグが発生していることもあります。そのため相手の話がまだ続いているのにインタビュアーが話し始めてしまい、発言がかぶってしまうというケースが起こってしまいます。これはテレビのニュース番組の中継などでもよく目にしますね。
 少し間をおくだけでなく、「次の質問に移ってもよろしいでしょうか。」などと一言聞いてみたり、インタビュー終了時に話そびれてしまった点がないか確認したりするのもよいでしょう。

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 いかがでしたでしょうか。オンラインでのインタビューは、感染拡大防止という面だけでなく、移動時間の節約にも効果があり、それによって対面インタビューに比べるとスケジュールも比較的とりやすいといったメリットがあります。
 一方でコミュニケーションがとりにくい、インターネット環境が必要といったマイナス面もありますが、トータルで考えれば非常に有効な手段であることは間違いありませんし、コロナ禍が収まったあとも引き続き利用されることになるでしょう。
 今回ご紹介した内容は、インタビューにかぎらず、普段の社内外でのオンライン会議でも活用することができます。みなさまの業務にもお役立てていただければ幸いです。

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