イラスト制作業務とは 〜キャラクターだけじゃない、意外に幅広いグラフィック業務の世界〜

 当社の主要な事業のひとつとして、ゲーム等の「イラスト制作」があります。基本的にはお客様から依頼を受け、ゲームに使われるイラストの提供を行う業務で、専門部署を立ち上げてすでに十年の実績をあげてきました。
 ゲームに使われるイラストといっても、その内容は実にさまざまです。イラストの種類としてはキャラクターがメインですが、戦国武将やファンタジー系、男女にモンスター、果ては表情やアイテムなどの差分があったり、背景やエフェクトの違いもあったりします。もちろんキャラクター以外にも背景やアイテムのみといった注文も少なくありません。
 イラストの目的も幅広く、ゲーム内に使われるのは当然として、広告用やグッズ用、あるいはコンセプトアートや3D化するための三面図という場合もあります。
 また、イラストが必要なのはゲームメーカーだけではありません。他業種であってもイラストはイメージを決定づける重要な要素となっています。

 当社では多くのイラストレーター(業界内では尊敬と親しみを込めて、「絵師」さんという言い方もします)と契約し、イラストの品質はもちろんですが、物量やスケジュール、制作の仕組みに至るまで、さまざまなご要望にお応えしているわけです。
 基本的にはすべてがオーダーメイドの世界。どういう仕事を頼めるのか、どんな仕事をやっているのか、不明な点もあるかと思います。

 そこで今回は当社で請け負えるイラスト、グラフィックの関連業務を中心に、簡単ですがイラスト制作の概要を紹介してみたいと思います。

ひと口にイラスト制作業務といってもその内容は幅広い

 ・キャラクター制作
 ・キービジュアル、コンセプトアート
 ・背景
 ・各種ロゴ
 ・アイテムデザイン
 ・三面図
 ・UI
 ・エフェクト処理
 ・アニメーション(Live2d、Spine等)

 とりあえず対応可能な守備範囲を一気に挙げてみました。といっても関連職種に就いていない方には、何のイラストかわかりにくいものもあると思いますので、以下、簡単ですが、少し紹介しておきましょう。

 やはりメインは「キャラクター」イラストです。ファンタジー系や武将系といったジャンルの対応はもちろんですが、特に会社によって特色の出るのが「厚塗り系」や「アニメ系」といった塗りのタイプ。アニメ系は文字どおりアニメタッチの着彩で、厚塗り系は油絵の具を厚く塗り重ねたような、質感や重厚感のある塗り方となります。
 このほか「IPもの」といわれるものもあり、これはオリジナルのキャラクターイラストが元々あって、そのタッチに忠実に似せつつ、オリジナルにはないポーズを描くもので、「似せ絵」や「絵似せ」と呼ぶこともあります。

 「キービジュアル」や「コンセプトアート」はどちらもゲームのイメージや世界観をひと目で表すようなイラストのことですが、目的や意味合いが少し異なります。
キーボジュアルはゲームのイメージをユーザに伝えるためのもので、商品そのもののパッケージやポスター、ホームページ等で展開される、いわば広告としての役割が大きくなります。
 一方のコンセプトアートはゲーム制作の初期段階でそのイメージを視覚化したもので、制作者が見るためのものです。ですから必ずしも完成させる必要はなく、ラフのままのものもありますし、完成させてキービジュアルに転用させるケースもあります。

 「背景」や「各種ロゴ」、「アイテムデザイン」等は読んで字のごとしですから説明の必要もないでしょう。以前は一人のラストレーターが何でも描く時代でしたが、最近ではこういったものも専門化、細分化されていきています。

 「三面図」はやや特殊なイラストです。基本的には3Dキャラクターを作るために、そのベースとなるキャラクターを正面、横、背中で描くものです。
最近では同じキャラクターを必ずしも一人の人だけで描くわけではないため、そのベースとして描かれることもあります。

 「UI」とは「ユーザインターフェイス」のことで、ゲーム制作の場合、メインメニューや各種の選択画面など、データ画面上に表示される情報類の配置や動きを考え、設計し、デザインするものです。
 これはイラストレーターではなくデザイナーの守備範囲ですが、当社で対応可能なため挙げておきました。

 既存のイラストをよりリッチにするための施策もいろいろな方法があります。たとえば「エフェクト処理」は絵の見映えをアップさせたり、差分をつけたりするのに有効で、イラストレーターだけでなくデザイナーでも対応が可能です。
 また、「Live2d」や「Spin」という技術を用いることで、2Dでも立体表現、すなわちアニメーションが可能になります。

イラスト発注で見逃せないポイント

 上で当社で対応可能なイラスト制作業務を紹介しましたが、これらを業務として実現するために当社が注力しているポイントもご紹介してみます。

1. イラストレーターの提案力
 当社のイラスト制作は、社内にイラストレーターを抱えず、ニーズに合わせて個人作家をアサインする形をとっています。そのため、自社リソースにとらわれず最適な作家をご提案することが可能です。過去10年以上にわたり制作業務を手がける中で、取引のあるイラストレーターは3000名以上にのぼり、それ以外にも日々新たなイラストレーターを開拓しています。その結果として、上のような広い守備範囲のカバーが実現できるのです。

2. 海外作家作家との取引
 海外のイラストレーターとのつながりもあります。東アジア地域はもちろん、東南アジア、ロシア、欧州や北米南米と、日本国内に限らずグローバル規模でイラストレーターをアサイン可能です。もちろん、手間となる海外との契約や送金まわりの業務もすべて当社で巻き取っています。

3. 制作座組一式でのご提案
 ゲーム制作におけるイラストの調達も単品であればそこまで難しい話ではありません。しかしながら、1点2点のイラストでゲームが成り立たないのは皆様ご承知のとおり。
 問題はボリュームとスケジュールです。全体でどれだけのイラストをいつまでに作り上げる必要があるのか、そしてそれをどれだけの予算で検討されているのか。当社ではこれらの要素をふまえ、説得力のある制作座組みからのご提案が可能です。

 ・カードイラスト制作(オリジナルIP)
  キャラクターデザイン……………著名イラストレーター Aさん
  キャラクターイラスト……………個人イラストレーター Bさん、Cさん
  背景・ブラッシュアップ…………協力会社C社
  ディレクション……………………キュービスト

 たとえば上は、テイストを統一して大量生産が必要な場合の座組の一例です。「個人作家の知名度を活かしたい」、「分業でスピードを優先したい」、ゲームが異なればスケジュールや予算、求めるクオリティなども変わり、その結果、イラストへのニーズも変化します。そういうニーズにお応えできるよう、より柔軟で幅広いご提案を考えていきます。

おしまいに

 ひとつだけ残念なのは、お客様のご都合などもあり、多くの制作実績が公にできないことです。もし興味をもっていただけたなら、ぜひ当社のイラスト専用サイトやコーポレートサイトの制作実績をご覧いただくか、当ブログの関連記事もご参考にしてください。より詳しいお話しを聞きたいというお客様には、もちろん直接ご説明も差し上げます。
 皆様のお問い合わせをお待ちしております。
 

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