Twitter API を使用したユーザーマーケティング 〜第3回 特定のワードに興味を持つユーザーの推測 〜

 皆さん、こんにちわ。
 キュービストでWebディレクターをしておりますTAです。
 「Twittre APIを使用したユーザーマーケティング」をテーマにした連載記事を担当しています。前回は、実際に当社のTwitterアカウントを用いて、その調査とTwitter API を使用したデータ取得の具体例をご紹介させていただきました。皆さまお読みいただけましたでしょうか?

「Twitter API を使用したユーザーマーケティング 〜第2回 自社アカウントの調査 〜」

 第3回目となる今回は、Twitter API を使用して特定のワードを調査・分析することで、そのワードに興味を持っているユーザーを推測する流れを簡単にご紹介いたします。(実際には調査・分析を繰り返しますのでこの記事ほど簡単ではないことをご了承ください)
 特定のワードおよびそのワードに関するコンテンツに興味を持つユーザーの特定は、サービスの制作や、プロモーション活動には欠かすことができません。ぜひご参考にしてみてください。
 

対象とするワード

 今回対象とするワードは『ISMS』という情報セキュリティに関するワードです。(ISMSの詳細は以下の記事をご参照ください)

「ISMSとは? その仕組みを5分でわかりやすく解説!」

 このキュービストブログはゲームを主題にしていますが、なぜか上の ISMS の記事がとても多くの方にお読みいただいています。もし、『ISMS』というワードに興味を持っているユーザーを推測できれば、より皆さんのお役にたてる記事を書けるかもしれませんね。
 

1. 抽出条件の選定・抽出

 まず Twitter 上から検索・抽出する条件を指定します。無関係なツイートや重複したツイートを、できるだけ除外するように設定するのがコツです。

 今回は、下記のように設定しました。

  1. リツイートは除く
  2. 日本語での投稿
  3. リプライは除く

 この後に Twitter API で取得したツイートデータを分析するため、検索・抽出する条件をシステムに組み込み設定しましたが、検索するだけでしたら「Twitter 高度な検索」を使って、ブラウザ画面上でも検索できます。

Twitter高度な検索

 上記設定で Twitter 検索を行った結果、1週間以内に『ISMS』が含まれたツイートは【182件】でした。

 それでは次に取得したツイートデータの分析を行います。
 

2. データの分析

 先ほど取得したツイートデータを形態素解析して単語(形態素)に分割し、さらにワードクラウドでどのワードが多くツイートされているかを見える化します。

 以下がワードクラウドにした画像です。文字が大きいほどその単語が多くツイートされていることを表しています。

ワードクラウド

(※個人アカウント名が表示されていましたのでその部分をグレーアウトしています)

 『パスワード』や『情報セキュリティ』と言ったワードが目立ちます。
 

 続いて同じデータをエクセルの表で数値としても確認します。

 全体的な印象から、二つのユーザー属性が見えてきました。
 ISMSを正式名称の「情報セキュリティマネジメントシステム」というワードで投稿していることや、ISMSの国際規格を発行している「ISO」が含まれていることから1つ目の属性は『ISMSの担当者』もしくは『ISMSを導入しようと考えている担当者』と考えました。2つ目の属性は、「事業主」や「派遣元」「法務」など、経営層や管理職がよく気にかけるワードが含まれていることから『その担当者を使用する上位者』であると推測いたしました。
 

 さらに、どのようなワードの組み合わせが多いかを確認します。

出現ワード

 概ね『ISMSという物に関するワード』『目的等の導入および、メリット・デメリット』『取得方法』等に分類されます。

 以上の分析から、ユーザーの属性としての分類は見えてきました。またどのような投稿目的かもわかってきました。
 

3. Googleトレンドを使用した調査

 それでは、Twitter の分析結果をふまえた上で、Google 検索では検索ワードとしての『ISMS』とどのようなワードが関連しているかを調査します。今回はこれを「Googleトレンド」という Google の検索結果からワードの検索ボリュームの測定や、関連ワードの確認ができるサービスを使用して調査します。

 Googleトレンドで『ISMS』を検索すると関連トピック、関連キーワード に以下のような結果が表示されます。

Googleトレンド_1

 Twitter に投稿されているキーワードと大きくは差異がないことが確認できました。
 

 続いて、関連トピックの『情報セキュリティマネジメントシステム』と『ISMS』を比べてみましょう。

Googleトレンド_2

青が『情報セキュリティマネジメントシステム』 赤が『ISMS』 です。

 以上の結果から、ワード検索の人気度の動向で大きな差は無いことが分かりました。つまり、Google 検索のワードと Twitter への投稿ワードはニアリーイコール(ほぼ等しい)であると、仮定できます。
 

4. ユーザーの仮定

 これまでの Twitter の分析結果と Googleトレンドの調査結果から、『ISMS』に興味を持っているユーザーを仮定します。

 今回は、次のように仮定いたしました。

  1. ISMS取得に尽力した(している)IT担当者
  2. 『1の担当者』を使用する立場にある人
  3. 『2』になろうとしている人

 ユーザーが仮定できたら、それぞれのペルソナ(象徴的な人物像)を描き出し、そのペルソナに合致するサービスの制作や、プロモーション活動を展開していきます。
 

おしまいに

 なにかしらのプロモーションを行うのに、ターゲットユーザーの選定はとても大きく重要な意味を持ちます。ですが、今までその調査を入念に行う場合は多大な時間を労してきました。しかし、今回はかなり簡単な調査(20分ほどの情報取得及び分析)ではありますが、特定のワードに興味を持っているユーザーを短時間で仮定することができました。

 現在は Twitter や Google 等のWebサービスが存在し、ほとんどのデータは公開されだれでも自由に使うことができます。このデータを使うことで、ターゲティングユーザーの選定理由を見える化できます。その情報は企画立案にも役に立ちますし、上層部の説得材料として活用できます。是非様々な情報を調査したい際は参考にしてください。

 次回は、ソーシャルゲームの課金周りのワードについて Twitter API を使って調査いたします。お楽しみに!

 

●「Twitter API を使用したユーザーマーケティング」シリーズの記事を読む
第1回 その仕組みについて
第2回 自社アカウントの調査
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