Twitter API を使用したユーザーマーケティング 〜第1回 その仕組みについて 〜

 皆さん、こんにちわ。
 新しいコーナーを担当させていただきますキュービストのTAと申します。

 私はキュービストで制作部に所属しておりますが、特にWebの解析や分析、情報収集を得意としており、それを活かしたWebディレクションを担当させていただいております。
 これまでは基本的にはGoogleアナリティクス等のサイト側の調査をメインとしておりましたが、近年SNSの調査を行うために、Twitter のAPIを使用したユーザー・トレンドの調査を実施しており、その成果をご紹介いただければということで、今回から不定期連載として「Twitter APIを使用したユーザーマーケティング」というコーナーを数回にわたって担当させていいただくことになりました。
 今回は1回目ということで、まずはその仕組みについて概要からお話しします。

そもそもTwitterのAPIってどういうこと?

 Twitterは世界中の人が手軽に情報発信や情報収集を行えるSNSのひとつ。「いま」起きていることや、人々が話していることが見つけられる場所であり、ウェブやモバイル端末から簡単にアクセスすることができます。
 この情報をできるだけ広く、手軽に利用できるようにするため、TwitterではAPI (アプリケーション・プログラミング・インタフェイス)を通してTwitterデータにプログラムレベルでアクセスできるようにし、企業や開発者、利用者に提供しているわけです。

※より詳しく知りたい方はこちらで→「TwitterのAPIについて」

 Twitterからのデータ取得と利用の仕組み

 まずはTwitterからデータを取得する必要があります。
 といってもデータの取得はとても簡単で、Twitterが提供しているAPIを使用するだけです。私の場合、Pythonというプログラム言語を使用してTwitter APIでデータの取得を行います。そのデータを、計算したり、成形したりするのもPythonで実施しています

 仕組み自体は上のようなイメージです。『情報を取得』して『計算・集計』して『成形して出力』しているのみです。
 ただし、データとしてまとめるのはそれほど難しくありませんが、重要なのはここからです。

データから何が生み出せるか?

 仕組みはとても簡単ですが、では実際にそのデータから何ができるのでしょうか?
 データから「現状を読み取って」、どのように「施策に活かし」ていくか。これが多種多様であり難しい部分でもあります。
 具体例をいくつか挙げてみます。

Twitterキャンペーンの成否判定 「今回のリツイートキャンペーンって成功したの?」

 上記の場合は、まず「成功とは何か?」というところから考えます。
 まず最初に思いつくのが参加人数です。これは私見になりますが、参加人数にそれほど重要な意味はありません。Twitterのアカウントはだれでも簡単に作成できるうえ、機械的に登録されたユーザーも多くいます。またゲームに興味がなく懸賞のみを目的とするユーザーも多々います。
 ですので、単純な参加人数はあまり役にも立ちません。
 次に考えられるのは、その期間の増加フォロワー数ですが、これも参加人数同様で、あまり信用はできません。

 それでは、成否判定には何を見ればよいのでしょうか。
 これも私見ですが、まずキャンペーン終了後まで残っていたフォロワー数とその質です。
 キャンペーン実施前と実施数日後のフォロワーの差分を取得して、キャンペーンによって増えたユーザーを特定します。さらに上記のユーザーの自己紹介文や、直近のタイムラインすべてを取得して解析します。
 それにより増加ユーザーの属性が見え、その属性が既存フォロワーと合致している比率が成否判定の参考値となります。
 また、純粋なゲームのインストール数や、課金額の増減も成否判定の大きなポイントといえるでしょう。

 ちなみにTwitterツール自体はまったく独立したものなので、自社とは関係ない他のアカウントの測定も可能となります。つまりライバル社のキャンペーンの成否や獲得したユーザーも読み解くことができるわけで、実はこれこそが大きなメリットと言えるでしょう。

Twitter広告の最適化 「配信しているけど、費用対効果が伸び悩んでいる」

 もうひとつ例を見てみましょう。
 当社では、Twitter用のバナーや動画を制作することがあります。基本的にはゲーム内のイベントなどに合わせた内容が主で、主目的が決まった状態での制作となります。ですので、キャラクターの表示方法や使用ワードの選定等で差分を出し、配信先の訴求を促進します。
 しかし、それでも限度はあり、それが伸び悩む原因になります。

 理由はいくつか考えられますが、特に注目したいのは「ターゲットユーザーに配信されていない」ことではないでしょうか。
 Twitter上での配信は大きく分けて2種類あります。

(1)Twitterのアカウントやワード等から自動で配信先を設定
(2)配信側が指定したユーザーに配信先を設定

 最初は(1)でも問題ないのですが、ある程度までいくと(1)の限界が見えてきます。
 そこで、Twitterツールで事前調査し、例えば下記の様なユーザーに指定して広告を配信します。

・ターゲットとなるゲームは未プレイ
・類似ゲームはプレイして課金している
・直近1ヶ月以内に投稿がある
・投稿内容にゲームのスクリーンショットが登場することがある

 これらを指定するだけでも広告配信が最適化され効率の良い配信が行えます。上記以外にも『声優つながり』や『イラストレーターつながり』でのターゲティングユーザーの選定も効果的です。

売れるようにするための工夫 「売れるようにしたいけど、どうしたらいいの?」

 直球です。こちらもまずは情報の読み取りが重要になりますが、まずは最低でもTwitter上での評判やユーザーの属性、今までの施策内容・効果、ライバルアカウントの調査などをチェックし、現状を理解することから始めます。これらを共有したうえで方法や予算との相談となります。
 なお、これらの調査をルーティンに組み込むことで、効率化もできますし、より長期的に安定した施策も可能となってきます。

おしまいに

 いかがでしたでしょうか。次回からはこのTwitterのツールを用い、自社アカウントやさまざまなワードで調査を行い、ユーザーマーケティングの実例をご覧いただきたいと思います。次回もぜひお楽しみに。

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