今さら聞けない! IoT「モノのインターネット」とは?

WEB・デジタルのお仕事,思わずシェアしたくなる話
2019.05.08

 「IoT」という言葉が世に出始めて、実はけっこう時間がたっています。日本政府の文書にIoTの文字が登場するのは2016年のこと、さらにその5年前にはドイツがすでに、AIやIoTを包括的に盛り込んだ国家戦略として「インダストリー4.0」を打ち出しています。
 しかしながら、それが一般的に普及しているかといえば、まだまだというのが実情です。聞かれてスラスラ説明できるのは仕事で触れる機会のある人か、あるいはよほど時事に精通している人でしょう。そんなIoTという概念について、当記事では今更ながらの概要説明と、世間で実際どんな場面でどう活用されているのか、そしてキュービストらしく、これを使ってどんな楽しいことができるのか考えてみたいと思います。

そもそもIoTとは?

 IoTとはズバリ! 「モノのインターネット化」のことです!
 ……とはいえ、これで「なるほど、そういうことなのか!」と理解できる人はほとんどいないと思います。改めて説明すると、IoTとは「Internet of Things」の頭文字を取った略語で、対象のモノ(Things)をネットワークに接続して新たな付加価値を生み出すことを主目的とします。要するに対象は何でもよいのですが、ありとあらゆるものをインターネットで繋いで、より便利にしましょうということです。
 たとえば身近な例では、手元のスマートフォンを使い、帰宅前にエアコンで室内をあらかじめ適温にしておいたりといったことがもう当たり前になっています。

IoTの仕組み

 もう少し詳しく説明すると、これらのIoTの仕組みは、大きく3つのステップで構成されると考えられています。

(1)離れたモノの状態を知る:モノから人へ
 
 まずは離れたところにあるモノの状態を知ること。これがIoTの基本中の基本で、たとえばセンサーなどが動きや状況を感知して、その情報を通知してくれるといったものです。
 先程の例でいえば、外出先からスマートフォンで家の室温を確認することもそうですし、各インフラで導入が進むスマートメーターもこのカテゴリに含まれます。
 
 
 
(2)離れたモノの操作をする:人からモノへ
 
 状態を知ることで、それに応じた行動を起こすことになります。室内が暑ければ、スマートフォンなどを使い、エアコンのスイッチを入れることが可能になります。
 もちろんそういう機能がついたエアコンやアプリなどが必要ですが、この(1)と(2)の組み合わせだけでも非常に便利ではあるのですが、IoTが本当の意味で便利なのは、次の「(3)モノ同士での連携」があるからです。
 
 
 
(3)モノ同士での連携:モノからモノへ
 
 モノがネットワークにつながることで、人が介在しなくてもモノ同士で通信をさせることが可能です。エアコンの例でいうと、(1)と(2)でやりとりしたデータを蓄積させることにより、その後はより適した室温をキープすることが可能になるわけです。
 このデータの蓄積、それによるフィードバック、ひいては問題解決につなげることが、IoTのひとつの到達点であるといえるでしょう。
 最近、コマーシャルやニュースでよく目にするものに、自動車分野での、車車間通信と呼ばれる技術があります。見通しの悪い交差点などで車同士が互いに速度や位置の情報をやり取りすることで事故の防止につながると期待されていますが、こちらもまだ課題はありますが日々進化しており、そう遠くない将来には自動運転も夢ではなくなるかもしれません。

ゲーム産業とIoT

 さて、ここまでIoTの仕込みを簡単に紹介してみましたが、当社も身を置いているゲーム業界、ゲーム産業におけるIoTはどうなっているでしょう。
 結論から言いますと、ゲームとIoTは実に密接な関係があります。といいますか、オンラインゲームやモバイルゲームは、IoTという言葉が生まれる前からIoTを実践していたわけです。
 プレイヤーの遊んだ情報を蓄積化することでランキング付けができたり、複数のプレイヤーが同時にプレイできたり、オンラインでの決裁が可能になったり、またゲームのクラウド化によって特定のデバイスに頼ることなくプレイヤーが結びついたり、ゲ―ム産業で培われた仕組みは枚挙にいとまがありません。そういったゲームで培われた仕組みは、他の業界のIoTにもいろいろと影響を与えていると言われているほどです。

 ちなみに当社での実績をあげておきますと、株式会社タカラトミー様での「ベイブレードバースト アプリ」があります。
 ベイブレードを遊ぶ際、ベイロガーという特別な端末を接続することによって、ベイブレードのプレイデータを記録できるのですが、これをモバイルデバイス上で保存・確認するためのアプリが「ベイブレードバースト アプリ」となります。
 どうしても勝ち負けという結果ばかりに目がいってしまいがちな遊びですが、そこに自分のシュートパワーやシュート回数といったデータを知る楽しみが加わり、プレイヤーの研究心やモチベーションをよりアップさせてくれるものとなっています。

おしまいに

 以上、ざっくりとIoTについてご紹介しました。目まぐるしく変わる世の中、新しい言葉や概念が次々出てきます。しかしながら、従来のものと新しいものがぶつかり合うその境界にこそ、今までになかったおもしろいものが生まれるのではないかと思います。そういったものをフットワーク軽くどんどん取り込んで、常に「楽しい」の最前線にいたいと願うキュービストです。

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