イベントパンフレットの企画というお仕事

紙のお仕事,思わずシェアしたくなる話
2018.05.01

 出版不況と言われて久しいご時世ですが、特に紙媒体は落ち込みが厳しくなっています。少し前ですが電子版のコミックスの推定販売額が、初めて紙のコミックスを上回ったというニュースも発表されました。

※ ITmedia NEWS 2018/02/26「漫画単行本の販売額、電子版が紙を初めて逆転」

 そんな中、紙媒体でありながら比較的元気なジャンルもあります。それが「イベントパンフレット」。
 出版の流通にのって書店で売られるものではなく、イベント会場でグッズのひとつとして売られるイベント用の冊子です。
 今回はそんなイベントパンフレットについて、当社が関わった企画をいくつかご紹介してみたいと思います。

 

イベントパンフレットの役目とは

 実際の中身をご紹介する前に、少しだけイベントパンフレットの役目についておさらいしておきたいと思います。
 もちろん簡単にいってしまえば、イベントの内容を簡単に紹介したガイドブックみたいなものということができます。あるいはそのイベントがいかに素晴らしいものであるかを認識してもらうための宣伝物と見ることもできます。
 ガイドブック? 宣伝物? どちらも間違いではないのですが、ことイベントのパンフレットに関していえば、もう少し違う解釈をしてみたいと思います。

 ひとくちにゲームのイベントといってもさまざま。ゲームの世界観に沿ったお芝居やミュージカル仕立てのもの、声優さんにスポットを当てたもの、ゲーム音楽をフィーチャーしたもの、原画展にファン感謝祭などなど、その内容は千差万別です。ただ、どんなイベントにあっても共通していえるのは、来場される方一人一人にとって、とても貴重な体験だということ。
 そしてイベントパンフレットの最大の役目は、そんな大切な想い出を、本という形にして残すものといえるでしょう。単なるガイドブックや宣伝物とは異なり、来場者の思い出をサポートするもの。それがイベントパンフレットなのです。
 「モノ消費からコト消費へ」と言われている現在、「そのとき、そのイベントだけの特別な思い出に残る冊子」に惹かれてしまう読者の方も多いはず。イベントパンフレットは普通の本とは違う、なにか特別な魅力を持つものといえるかもしれません。

パンフレットの中身

 ではそのパンフレットの内容をいかに特別なものとするか? これが非常に重要な問題です。
 どうしてもガイド的な部分はありますから、出演者の素敵な写真やインタビューなどはもちろん必要なのですが、よりよいパンフレットにするためにどんな工夫ができるのか。
 ここからは当社が実際に制作したパンフレットに掲載された企画を、いくつかご紹介させていただきます。

■プロデューサー業務報告書
 こちらは、特設サイトにて「業務報告書」という名目でアンケートを実施し、その結果を掲載した読者参加型のパンフレット企画です。こちらのアンケート結果はパンフレットに掲載されたもののほか、イベント当日にも発表され、来場者の皆さまの大きな話題になりました。
 書籍のほかWebサイトやアプリケーションなどさまざまなコンテンツを制作している当社では、特設サイトの作成からアンケートの集計までこういった企画をまるごと実現することが可能です。

★『THE IDOLM@STER PRODUCER MEETING 2017 765PRO ALLSTARS –FUN TO THE NEW VISION -』公式パンフレットより

■日本で味わうおいしいTAIWAN♥
 台湾で開催されるライブに合わせて、台湾にも店舗をかまえるお店で台湾料理を出演者の方に味わっていただきながら紹介するという企画です。
 店舗のメニューなどリアルな情報も掲載したため、実際にこちらのお店に行かれた読者の方も多かったようです。さらに、なんとパンフレット提示で店舗の割引もついてくるという大変オトクな企画になりました(割引券の有効期限はすでに終了しております)。
 また、イベントの開催場所が台湾ということもあり、企画も含めパンフレットの文章は全文日本語と台湾語が併記されました。この翻訳も当社にて手配させていただいたものになっています。

■テイルズ オブ 射的大会
 イベントのテーマが「夏祭り」であったことにちなんで、イベント出演者全員参加の射的大会を開催した企画です。出演者の方全員で射的ゲームをする様子は非常に楽しげで、見る側も楽しくなるような企画になったと思います。
 オリジナルの的や射的のセット、コルク銃なども当社で制作もしくは用意しました。的にはそれぞれ配点があり、小さい的ほど点数が高かったり、中にはマイナスの得点になってしまう的もまぎれていたり、趣向を凝らしたゲームになりました。

■Live Costume Collection
 この企画では、出演者全員の個別衣装をご紹介させていただきました。
 ライブ衣装をじっくり振り返る機会というのはそれほど多くありません。しかし、実際にキャストさんの着用されたライブ衣装は、その瞬間の輝くような想い出が詰まったもの。作品内のキャラクターが着ている衣装と符号する細部の作り込みも、ぜひじっくりと見ていただきたい部分です。

★『t7s 3rd Anniversary Live 17’→XX -CHAIN THE BLOSSOM- in Makuhari Messe』公式パンフレットより

おしまいに

 いかがでしたでしょうか?
 楽しい企画、参考になる企画、読者も参加できる企画……読者の皆さまに笑顔になっていただけるような、さまざまな企画をこれからもお届けしていきたいと思います。
 「イベントに参加したことはあるけれど、パンフレットは買ったことがなかった」という方も、ぜひ一度、パンフレットを開いてみていただけたら嬉しいです。

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