間違えないゲーミングパソコンの選び方 〜快適なゲームライフのために〜

思わずシェアしたくなる話
2017.04.11

 パソコンでゲームをプレイしようとしたけれど、ゲームをインストールしてみたら動かなかった。
 そんな悲劇的な経験はありませんか?

 これはほとんどの場合、パソコンの環境、つまりパソコンのスペックに原因があります。ゲームが動かない、動いたとしても表示がガクガクしていてとてもプレイできないなど、その症状もさまざま。
 せっかくゲームを遊ぶために買ったパソコンでそんなことになってしまったら……。それが怖くてパソコンでゲームを遊ぶことを諦めてしまった人もいるのではないでしょうか。これはゲームに関わるお仕事をさせていただいている当社にとっても無視できない問題です。

 そこで、今回のブログでは「間違えないゲーミングパソコンの選び方」として、パソコンでゲームをする際にどのようにパソコンを選べばいいのか、について書いてみます。
 

「必要動作環境」と「推奨動作環境」

 パソコンのゲームには、「必要動作環境」と「推奨動作環境」があります。
 「必要動作環境」は、「この条件を満たしていれば、表示がガクガクしたり、動作がもたつくかもしれないけれど、最低限動作はする」という環境です。
 「推奨動作環境」は、「高画質モードであっても快適に遊ぶことができる」という環境になります。

 もちろん、常に「推奨動作環境」を満たすことができる最高級のパソコンがあればよいのですが、皆が皆そんな環境を満たせるかというと、さすがに無理があります。
 そこで知っておきたいのが、「必要動作環境」「推奨動作環境」で示された条件の意味です。これを理解することで、自分に合った設定でゲームをプレイすることができるようになるというわけです。
 たとえば推奨動作環境には届かないけれど、「今回はゲームがプレイできればいいから、ここまでの環境は必要ないな」とか、「今回はきれいな画面でゲームをやりたいから追加で環境を整えなければいけないな」といったことです。
 なお、「必要動作環境」と「推奨動作環境」はソフトのパッケージに記載されていたり、ホームページなどで確認できます。
 

  • 動作環境に示される条件を知っておこう

 「必要動作環境」や「推奨動作環境」は、具体的には、CPU、メモリ、グラフィックボードの性能、ハードディスクの容量などの条件によって構成されています。

①ハードディスク

 ハードディスクの容量については、ゲームをインストールするために必要となる容量ですので、これはどんなゲームであっても必ず条件の容量以上に空き容量があることを確認してください。

 ちなみにハードディスクドライブ(HDD)ではなくソリッドステートドライブ(SSD)を用いることで、読み込みを劇的に早くすることができます。WindowsがインストールされているCドライブだけでもSSDとすれば、起動が速くなり、快適になります。ただしHDDに比べ価格が高いのが難点です。

②CPU

 CPUはパソコンの処理を司る“頭脳”となるパーツです。「Core-i7」とか「Core-i5」とか書かれている部分になります。基本的に「Core-●」の部分の数字が大きい方がより高性能だと考えてください。
 ゲーミングパソコンのCPUには、ほぼ「Core-●」と書かれているIntel製のCPUが使用されています。AMDというメーカーのCPUも広く使用されていますが、ゲーム用PCには、ほとんどIntel製のCPUが使用されています。

 この「Core-i●」の後に「1.8GHz」とか「2.4GHz」などと書かれている部分は、そのCPUの「クロック数」になります。CPUの性能を端的に表している部分になり、単純にこの数字が大きいほど、処理が速いと考えて問題ありません。

 「コア数」は「デュアルコア」や「クアッドコア」で表現され、そのCPUがパソコンの処理をどれだけ分担して作業できるかを示します。
 コア数が1よりもデュアルコア、デュアルコアよりもクアッドコアの方がより多く分担して作業が行えるため性能はよくなりますが、その分発熱しやすくもなるため対策が必要になります。

③メモリ

 メモリとはパソコンの処理を行う“ワークスペース”となるパーツです。
 基本的に数字が大きい方が性能がよいとされます。机が大きい方が作業はしやすい、というイメージです。
 処理中のデータを一時的に保存しておく場所となり、このパーツの容量が大きいほど、多くのソフトをまとめて動かしたり、複雑な処理を行うソフトを動かす際に早く安定して動かすことができるようになります。
 基本的にマザーボードに対応したメモリを使用する必要があります。あまっているメモリを追加しても動作するとは限らないということですね。

④グラフィックボード

 グラフィックボードはパソコンの画面をディスプレイに出力するためのパーツです。
 パソコンでゲームをするとき、もっとも重要となる部分で、ゲーミングパソコンを購入する際に、初心者が一番つまずきやすいのがこのパーツになります。主にチェックする箇所としては、GPU、コアクロック、メモリ容量などがあげられます。

 まず、「GPU」については、大きく二つの系統に分けられます。「NVIDIA GeForce」と「AMD RADEON」の2種類です。「NVIDIA GeForce」はもっとも普及しているGPUで、廉価版から高性能なものまで多くのグラフィックボードが販売されています。
 「AMD RADEON」も大きな性能差はありませんが、ゲーム開発では「NVIDIA GeForce」を用いられていることが多く、トラブルも起きにくいという利点があるため、ゲーミングパソコンを購入するのであれば、「NVIDIA GeForce」を選ぶのが無難です。

 次の「コアクロック」は、「どれくらいの速さでデータを処理できるのか」を示します。「〜MHz」の形で表記され、数字が大きいほど性能が高いことになります。

 「メモリ容量」はパソコンのメモリと同様、画像や映像を処理する際に、データを一時的に保存しておく場所を示します。この容量が大きいほど、映像を滑らかに表示させることができることになります。
 選択できるグラフィックボードの中から、必要な「コアクロック」と「メモリ容量」のものを選択する必要があります。

⑤その他のパーツ——冷却装置など

 ここまでは基本的なゲーミングパソコンの構成と何を重視すべきかについてお話ししてきましたが、実際はそのほかにも気をつけるべき点があります。
 たとえば、パソコンを長く安定して使うために必要になるのが、パソコンを冷却する装置になります。

 先ほどCPUで「コア数」が多い場合、発熱しやすくなると説明しましたが、パソコンというものはとにかく熱を発します。放っておけば熱がこもって動作がおかしくなったり、最悪の場合、壊れてしまうこともあります。
 当社にはIT管理課と呼ばれる部署があるのですが、「PCが動かない!起動しない!」というトラブルが持ち込まれることは少なくありません。そこで原因を調べてみると、パソコンが異様に熱い……というケースが目立ちます。
 このような場合、注意が必要となるのが「冷却装置」です。
 代表的なものとしては、「ファン」による冷却があげられます。扇風機で風を送り、熱をもったパソコンを冷やすものです。大きいファンの方がもちろん効果が高いのですが、その分高価になったり、パソコンが巨大化するというデメリットがあります。

 また、パソコン本体以外にもこだわれる部分があります。たとえばディスプレイの応答速度という要素があります。これは画面上のドットがある色からある色へ変化する時間のことをいうのですが、これが短いほど画面がよりスムーズに表示され、FPSなどの一瞬を争うようなシューティングゲームでは重要といわれています。
 こういった部分にも注目することで、さらに快適なゲーム環境を目指すことができます。

 

  • まとめ:目的とコストのバランスを考える

 以上を簡単にまとめると、CPUはパソコンの処理の速さ、メモリは安定性、グラフィックボードが映像のきれいさ、なめらかさに影響するパーツといえます。
 どのパーツも大切ですし、新しいゲームになるほど必要な環境もどんどん新しくなっていきますから、お金に余裕があれば新しいパソコンを買うことが手っ取り早いのは確かです。
 しかしパソコンは決して安い買い物ではありません。まずは自分のやりたいことは何か、ということを考えましょう。

 とにかくきれいな映像で滑らかにアクションゲームをやりたい場合はグラフィックボードを重視、画質はそこそこでいいから、ゲーム自体を快適に動かしたい場合はCPUやメモリを重視という構図です。

 何を重視するかで、必要なパーツだけを交換するのか、新しいパソコンに買い換えた方がいいのか、答えが見つけやすくなります。場合によっては推奨環境に達していないパソコンでも満足のいくゲーム体験ができることもあるのです。
 新しいパソコンを購入する場合でも、自分が重視する部分とそうでもない部分を考慮しておけば、かなり価格を抑えることもできるでしょう。

 めんどうがらずパソコンの各パーツに目を向けることで、あなたのゲームライフはぐっと豊かに広がりますよ!

 

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