業界交流会とは? ゲーム業界の人脈作りのために

業界裏話,思わずシェアしたくなる話
2017.10.11

 あなたは業界交流会や異業種交流会といったものに参加されたことはあるでしょうか。参加したことはなくても言葉自体は聞いたことがあるかと思います。
 その名のとおり同じ業界、もしくは異業種間での交流を深めるための会合で、大変大雑把に言ってしまうと、要は人脈作りをするための集まりです。

 ただ、参加したことがある方はもちろんご存知でしょうが、ひとくちに交流会といってもその内容はまさに千差万別。よく言われることですが、参加するなら、まずは目的を明確にすることです。
 それが固まっていないと、適当に会話を楽しんで名刺をいくつかもらってお終いということになりがちで、参加する意味はあまりありません。

 今回はそんな交流会、特にゲーム関係の業界交流会について、当社の社員の体験をもとに少し解説してみたいと思います。

どんな目的で集まるの?

 もちろん参加者によって目的はさまざまでしょうが、大きく考えられるのは以下のようなところでしょう。

1 人脈を広げる
2 有益な情報を仕入れる
3 得意先や仕入れ先を探す
4 ビジネスパートナーを探す
5 コミュニケーションのトレーニング
6 飲み友達を探す

 一般的には業界交流会の方がよりビジネス重視、異業種交流会では将来的なつながりや人脈を期待する傾向があります。

 当社の場合は基本的にはビジネスに直結する人脈作りをすること、具体的には名刺交換を行って、近い将来の仕事につなげるのが最大の目標です。ゲーム関連業界の交流会に参加することがほとんどですが、その結果、実際の取引までつながったケースはかなりの数にのぼります。

どんな人たちが集まるの?

 業界交流会であれば、参加者のほとんどは主催者が決定したテーマに一致する人たちです。といっても職種は多岐にわたります。
 たとえばゲーム関連業界であっても、パブリッシャーからデベロッパー、シナリオライターにイラストレーター、声優、編集者、営業マン、宣伝マンなどなど、ひとくちにゲーム業界といっても、実にいろいろな職種の方が集まっていることが実感できます。
 また、経営者に絞ったものや技術者に限るものなど、初めから参加者が限定している交流会も少なくありません。

 ともかく、これだけ多彩な人たちが集まるので、もちろん興味本位で出かけてもいろいろな話をすることは可能です。
 ただ、注意しなければいけないのは会話するだけで満足してしまうこと。特に顧客や仕入れ先を求めているような場合は、どのような会社や職種の人と知り合いになるべきか、事前に絞っておいたほうが効率的です。

 参加者の年齢層は幅広く、交流会の主旨によってもかなり異なります。お披露目で連れてこられる新人社員がいたり、自社の売り込みに来たりする熟年経営者などもいます。
 ちなみに当社スタッフが参加する交流会は、わりと三十代が多い印象です。ビジネス重視、取引に直結するような交流会が多いせいだと思われますが、三十代というと仕事もひととおり覚え、現場の最前線で若手を引っ張るイメージ。仕事に活かすため積極的に交流会にも参加しようとする方が多いのかもしれません。皆さん、社交的でコミュニケーション能力も高い印象です。

 なお、異業種交流会では参加者をオープンにしていたり、SNS等で参加者を募集しているところもありますが、当社が参加している業界交流会では、ほとんどが前回参加者からの紹介という形での参加となります。まったく業界に関係のない方がいきなり参加するのは難しいでしょう。

場所や人数、費用は?

 場所ですが、やはりレストランなどの飲食店が多くなります。歩き回って話すことになりますから、だいたいは立食形式。ただし、基本的には主催者次第ですから、ときには公園でバーベキューをしながらとか、花火大会や花見会場、あるいは渋く公民館などといったケースもあるようです。

 ちなみに参加者数は会によってばらつきがありますが、当社の経験では多いときで五十人、小さいものでは十人前後といった場合もあります。ゲーム業界だからとは思いたくないのですが、男女比は人数が多かろうが少なかろうがほぼ毎回9:1程度です。

 費用はピンキリですが、当社が参加しているものはだいたい平均五千円といったところです。ある程度は会場と食事の費用に比例しますので、ときには一万円クラスのときもありますし、反対に食材やお酒を持ち込む会もあって、そんなときは二千円以下で済むこともあります。

どんなふうに行動すべき? 何を話せばいいの?

 これも交流会によってさまざまなのですが、何度も書いているように当社が参加するのはビジネス重視の業界交流会ですので、積極的に営業活動をする方が多いです。
 とはいえそういった交流会では、仕事をほしい人が多く集まってくる傾向があるため、実際には需要と供給のバランスが崩れがち。その場で仕事が成立するケースはもちろん稀です。

 そこで参加者は二つの行動に分かれていきます。ひとつは、あくまで知り合いを増やすことに集中するケース。気になる人にはどんどん名刺を配って、顔と名前と仕事を覚えてもらうわけです。この場ではいいマッチングがなくても、将来的にはその日の参加者から別の人につながることも少なくありません。
 ただし、名刺交換の際には、相手に印象づける仕掛けは必要でしょう。プロフィールは事前に整理しておくべきですし、何ができるかをきちんと伝えることが重要です。自社の強み、他社との違いなどはもちろん、有益な情報などを少し紹介するだけで相手の方に印象づけることができます。

 もうひとつの行動は、知り合い同士で集まって業界話で盛り上がってしまうケース。こう書くと、せっかく知らない人と知り合うチャンスなのに……と思いがちですが、これは決して悪いことばかりではありません。
 そもそも交流会に一度参加したぐらいで関係を築くのは簡単なことではありません。しかし、何度か同じ交流会に参加していると自然に顔見知りになり、そこでようやくビジネスの話にたどりつくこともあるのです。
 交流会自体を楽しむために来ている人もいるのですが、こういう人たちは長い目で自分のプラスになっていることを実感しているのかも知れません。

 テクニックというほどのことでもありませんが、交流会のメリットを最大限に活かしたいなら、主催者や幹事と仲良くなることでしょう。
 交流会にはさまざまな人が参加していますが、それを束ねているのが主催者。そういう人たちは間違いなく人脈をもっているので、主催者と関係を築くことで人脈は一気に広がる可能性があります。
 会場でも気になる会社の方と引き合わせてくれることもありますし、主催者の紹介ともなればある程度の信頼を最初から相手に与えることもできるため、これは最大限、意識しておきましょう。

気をつけたいこと

 積極的に会話することは重要なのですが、その中身がことさら自社の宣伝ばかりだと嫌がられる可能性は高くなります。交流会にはそれぞれが目的をもって参加しているので、自分の都合ばかりではなく、相手にとってのメリットを感じさせることが重要です。
 また、そこまで直接的でなく、人脈ができればいいやぐらいに考えている場合でも、その人脈作り感がギラギラしているとやはり同じことです。まずは相手の話を聞くこと、その流れの中で自分の意見をはさんでいくぐらいでちょうどいいでしょう。

お終いに

 以上、当社の体験をもとに業界交流会について簡単ですが紹介してみました。
 最初から成果を出そうなどとは思わなくて大丈夫ですが、それでもきちんとした目的をもって、多少の予習をすることは大切です。業界交流会が役に立つか時間の無駄になるのかは基本的にあなた次第なのです。

 それでは本日はこのへんで。どこかの会場でお会いしたときは、どうぞよろしくお願いいたします。

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